2012年3月20日火曜日

ターム4親御様向けセミナー レビュー

恒例のセミナーを終えて内容を簡単にまとめます。

今回もご参加頂いた皆様、大変ありがとうございました。いらっしゃらなかった方のために簡単に今回のセミナー内容をまとめておきますので、ご興味のある方はご一読の上、今後のスポーツ生活に役立てていただければと思っております。


今回は柔軟性についてのお話でした。

まずはじめに「柔軟性」とは、下記の二点を理解した上で、動きの獲得に努める必要があります。

→①参考関節可動域
人間の関節にはそれぞれ動く角度があらかじめ決まっています。腕をあげるバンザイの角度180°、走る時に腕を後ろに引く角度50°、脚をあげる角度125°、内股45°、がに股45°、背伸びしている時の足首の角度40°
などなど。
これが正常に動く範囲といい、これができなけれは異常という事になります。ましてやアスリートや健康を求める人にとってはこれが最低の合格ラインといえるのではないでしょうか。
まずは全ての関節が普通に動くこと、そこから競技特性を活かした動きの発展をする事が大切です。

→②関節弛緩性
筋肉ではなく、関節自体に変異があるプレーヤーもいます。ぞくにいう「関節がゆるい」人です。
7項目のテストがあり、3~4項目ひっかかるとゆるい傾向があると言えます。評価内容は割愛しますが、一般的に肩・肘・手首・背中・股関節・膝・足首をみて判断するようです。肘が少し逆に曲がる猿手や親指と手首がくっついてしまう人などがよくひっかかります。


次にスポーツにおいて柔軟性を身につけなければならない理由です

筋肉を柔らかく保つ事で、疲労をためない、怪我を予防する、怪我を大きくさせない、などが主な理由と言えますが、運動効率をあげるパフォーマンスにとっても大きく意味を果たします。走る際のストライドから腕の振り方、サイドステップやバックランの速さ、方向転換まで影響を及ぼし、体操のような動きはもちろん複合的な運動においても俗にいう「バネがある」動きはすべて柔軟性が関与しています。

トレーニングを行う上で関節が動く前提でトレーニングをしなければ、どこを意識しているかすらわかりません。そのままほおって置いておけば、コーチに言われた通り「動かない」「動けない」プレーヤーが増えてしまいますし、姿勢が悪くなり、痛みとして現れなくても大人になってから障害を起こす場合もでてしまいます。 「動きたくない」「やる気がない」プレーヤーは別の問題ですが(汗)


柔軟性獲得にあたっての提案

もはやスポーツ選手のみならず、一般生活においても非常に大切な要素と言えますので、ぜひ日頃から全身を動かす軽運動、毎日のストレッチを日課にして欲しいと思います。
一番簡単な取り組みとして、お風呂またはお風呂上がりでのストレッチ、または寝る前のストレッチ、運動前後の整理体操が効率よく身体に影響を与えます。

これから習慣にしていきたい方は、簡単なストレッチ(レッスンで最初にやるようなネタでOK!)2~3種目思い出して必ず1種目10秒以上づつ実施しましょう。
しっかり伸ばしたい方は5種目以上、20秒以上、2セット以上をこなしましょう。

歯磨きと同じく、筋肉も使ったらアフターケアしなければどんどん酸化したゴム同様の物になってしまう事を忘れてはいけません!「運動時間に見合ったケア時間の確保」これがkeywordです。


パフォーマンスキッズアカデミー